京都丹波(南丹市)と蛍

京都丹波

京都丹波(南丹市)と蛍

京都丹波は京都府中部の丹波地方のことです。

京都丹波は分水嶺であり、地域内には日本海へとながれる由良川と太平洋へと流れる桂川の源流があります。
さら豪雪地帯でもあることから、水源が豊富にあります。

その充実している水源を活かし、昔から稲作など農業がさかんにおこなわれており、京ほたる米をはじめ丹波大納言小豆や丹波黒大豆など、さまざまな名産品があります。

京都丹波には芦生の森をはじめとする総面積10万ヘクタールにもおよぶ森林が存在するなど、自然が豊富にあるのが特徴です。その充実した自然と質の良い水源が今も残っていることから、京都丹波には蛍の生息地域が各地にあり、京都でも有数の蛍スポットになっています。

そして、京都丹波西村farmの田んぼでも、蛍の舞う姿を見ることができます。

豊かな森の維持

豊かな自然が多い一方で、豊かな森をどう維持していくのかについて課題を抱えていたりします。そこで南丹市は「豊かな森しげんを次世代につなぐまち」をテーマにした「森の京都」推進計画を発足。
植林地の手入れによって発生した間伐材を使った製品の奨励をはじめ、ペレットストーブの導入拡大や木質バイオマスエネルギーの新たな活用方法の模索など、新たな森林の活用方法が検討されています。

さらに、検討しているのは森林だけではありません。
地域内に流れる河川で新たな漁業を創出することや、外来魚の駆除および川底に堆積している土砂の撤去して河川の環境をよくする事業の実施など、河川をより良くするためもこともまた検討されています。人と自然の新たな関わり方を、京都丹波では現在も探しているのです。

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